東京スカパラダイスオーケストラ/WILD PEACE
スカパラの新譜です。『新歌モノ3部作』も入ってるから、結構売れるんでしょうか?
前半はRUDE BONES? Oi-SKALL MATES?はたまた昔のスカパラみたいな歌謡スカな曲とかfeat.甲本ヒロトの曲とかでガンガン攻めたてて、気持ちイイ感じです。やっぱキラーチューンが元々ある、ってトコからアルバム作るってシチュエーションは強いナァと。間に入ってくるユルい曲もイイ曲だけど、このアルバムはやっぱりイケイケの雰囲気です。
そして〆は『ゴッドファーザーのテーマ』!!!これはルパン、スキャラバンに匹敵する殺傷能力です。暴れやすそうなスピードも◎。ヤバイです。
Sunaga t experience/A letter from allnighters
Sunaga t experience/A letter from allnighters
尊敬するレコード番長、須永辰緒の最新作です。
最近のコンピ仕事、『夜ジャズ』シリーズの流れを汲むガッツリなジャズがメインの盤になっています。出だしからの「ジャズは夜、夜はジャズなのだ…」というイントロのナレーションに続く2曲目「In Case of Emergency」のイントロでノックダウンです。
ヨーロピアンなジャズが前半を飾りますが、途中からはお馴染みというか、お待ちかねというかのクラブジャズ・モードも織り交ぜてくれたりと、結構サービス万点な感じもします。というか流れがミックステープ的というか、DJプレイ的というか。スムーズな流れでいろんな顔を見せるのは流石ッス。んで〆は名曲「Cuba Libre」の熱いジャズからムーディなジャズで終わりと。(ボーナストラックは置いといて)お腹いっぱいです。
クラブジャズDJのニコラ・コンテが正統派ジャズでブルーノートまで進んでしまった悪夢?が少しよぎりましたが、そこまでは行ってないです。むしろ加減が素晴らしい!待ってて良かった~。
MOOMIN/Adapt
レゲエ・シンガーによる最新作は、デビュー10周年のカバーアルバムです。
ここ何作かは全く興味もなく買ってませんでしたが、ビデオで観た『リバーサイドホテル』(井上陽水)が良くって、久々に入手してしまいました。あと10年前って大学時代だぁ、とかその頃の名曲「MOONLIGHT DANCEHALL」とかを思い入れたっぷりに振り返ってしまったのも原因かも。
レゲエってカバーしやすいフォーマットみたいで、しょっちゅう国内外問わず色々出てますが、これはネタ選びがツボというか。前述のリバーサイドホテルの他にも「春夏秋冬」(泉谷しげる)、「サヨナラ」(GAO)なんかが入ってます。そして「夏をあきらめて」(研なおこ)はアレンジがsaigenjiということもあり、ジャマイカからブラジルへ飛んで行ってて最高ですな。久々にMOOMIN見直しました。
V.A/JAPAN LOVE REGGAE MUSIC Vol.1
V.A/JAPAN LOVE REGGAE MUSIC Vol.1
前述のPAPA U-Gee&ZION HIGH PLAYAZの過去の盤(オムニバス)です。96年。BOOK OFF激安エサ箱で漁って入手しました。
レーベルがZION HIGH RECORDSとなってて、現在の『ZION HIGH』(ザヤナイ)とは厳密には違うみたいですが、パパ・ユージとかMOUNTAIN HIGH(現ZION HIGH PLAYAZ)なんかが入ってます。今でも十分にカッコいいルーツ・レゲエや温かみのあるラヴァーズ風なイイ曲も随所に出てきたりと、とりあえずは得したなと。
まぁ、最近のダンスホール・レゲエなんかとは趣が全く違うノリで、結構生音感覚なので聴ける曲も多いです。”BABYLON”とか”ラスタ”といった、いわゆる『REGGAE』の根源的な思想部分もチョコチョコ出てくるので、個人的には最近のレゲエでアガっちゃってる人はもコッチ聴いたほうが良いんじゃないかなと。そんなことも思ったり思わなかったり…。
V.A/ENTER THE BEAST FEAST
2002年開催のBeast Feastの国内バンド予選的な意味合いの2枚組みコンピですね。激しいのが聴きたくなったのと、吉祥寺ユニオンで500円ということもあり購入しました。当時の激しい国産の音が全て封入されてるくらいのボリュームなのでサンプラーとしてイマ聴ける感じです。
いきなりAT ONE STROKE、BASSAIUMという、デスメタリックというよりデスメタルの音を聴かされます。もうこの頃ってハードコアもメタルもデスメタルも関係ない位のミクチュアが進んでたのね。ていうか大部分が咆哮してるのに驚かされた。しかも進化が進んでメロデス界が見える位にまで行っちゃってる人らもいるし。※というかはなっからそういう音で確立してるんだとは思うけど。
自分の加齢を痛感した~。でもカッコいいなぁ。
Lotus / The Strength Of Week Ties @西
Lotus / The Strength Of Week Ties
「ライブトロニカの真のトップランナー!」てな惹句ですが
Sound Tribe Sector9あたりに比べるとFusion寄りなスタジオ2作目(?)
ギターの人はパットメセニーのフォロワーのようで、
テクニックよりセンス重視の滑らかなギタープレイを聴かせてくれます。
前作では人力エレクトロな楽曲で、傑作1stライブ盤に比べて地味な印象でしたが
今回は楽曲を練ってるようで、これまでのベードラ4つ打ちありつつ、80sダンスな匂いがしたり、
IRON MAIDENばり(Hallowed Be Thy Nameから荘厳さを抜いた感じ?)のメタルな匂いもありで笑えます。
もとい、テンションあがります。
※これでスタジオ作は地味説を打ち消せるんじゃないでしょうか。
つかライブが観たい!!(5/末のチケット取れなかった。。)
オフィシャル で試聴できます。