混沌音楽偏向 -7ページ目

i am robot and proud / the Electricity~@西








i am robot and proud / the Electricity In Your House Wants To Sing



Shaw-han Liemの一人ユニットの3枚目?
インドア(チープ?)なリズムに、可愛い音のシンセが乗ってて浮遊感たっぷりな感じは、Vo無しのLali Punaてとこでしょうか。(つか、Morr Musicぽい)
ピコピコて擬音を可愛らしい方向で解釈するとこんな音になるんだろうなあ~。
日曜の午前中に桜満開の川縁をチャリで散歩するBGMですな。
ジャケのペンギンが実にマッチしておりますです。

my spaceで試聴できます。

飛頭/飛頭 @西













日本人カルテットによる、アブストラクトジャズ(?)バンドの1st。
試聴で1曲目のベースラインかっこええなあなどと思って、気づいたらレジに。
アブストラクトつっても、コード感のある曲もあったり、ドラムが(非ジャズ畑の人らしい)若干ロックな感じだったりで聴きやすい。
ゆーっくり歩いてるくらいのBPMに、ラウンジーな雰囲気の曲調が基本なのかな。
ベースの人がライナー書いてたり、5曲中2曲を作曲してたりと印象的です。ベース。
夜、帰り路に歩きながら聴くとはまりそうな寂寥感がいい感じ。

WINDY CITY/LOVE RECORD

windycity WINDY CITY/LOVE RECORD


こいつぁオススメです!


まずスペシャのWEB(http://www.spaceshowertv.com/DAX/musicvideo.html )にあるプロモを観てヤバイなと。それから色々飛んでって、このバンドが韓国(初のレゲエ)のバンドということを知ってまた驚いて、って塩梅です。


CDの帯には「ボブマーリィとマーヴィンゲイのヴォイス…」と書かれてますが、個人的にはMOOMINも入ってるような感じです。SKA/REGGAEはもちろんですが、そこからLATIN(スペシャのクリップでご確認を)、SOUL、FUNK、JAZZ…果ては日本のシティポップス風(これはバンドのWEBにあるビデオでご確認を!)まで、とにかくイイ音楽が満載です。タワレコのレゲエコンピCDにも入ってるみたいだし、そのタワレコのレゲエフェスにも参戦するみたいで、(まず無いだろうけど)ひょっとすれば売れるかも!?な良いバンドだと思います。センスも良さそうだし。



V.A/GINGA-The soul of brasillian football-

ginga V.A/GINGA-The soul of brasillian football-


下で書いた、映画「GINGA」のサントラ集。


映画の中で入る音楽集といった感じです。Edson Xなるブラジル・エレクトロ界の人物による小作品集とでもいうのか。小節単位の、曲としては未完成なものも多いです。下に出てくる「ファンキ・カリオカ」やサンバ、ヒップホップ、R&B、エレクトロ、果てはハードロックからセパルトゥラみたいなヘヴィロックありと、何でもありな感じです。


これら多種多様な音楽は、ストリートから上がっていくサッカー選手、裕福な家庭から上がっていくサッカー選手など、ばらばらな背景の人物のシーンで効果的に使われてるそうです。節操ないんでBGMとしてはどうかとも思いますが、夏に似合いそうですな。こっちは比較的入手しやすいと思われるので、ワールドカップと相まってかなり売れそうな気配がします。 というわけでブラジルものを連発してみました。



DJ Marlboro/BEM FUNK

bem DJ Marlboro/BEM FUNK


日本でもここ最近注目を集めつつあるBaile Funk(バイレ・ファンキ)。


ブラジルで産まれたゲットー音楽で、ダンスホールレゲエとヒップホップ、ブレイクビーツなんかとパーカッシヴな打ち込み音が混ざり合ったチープでストリートな音楽※「バイレファンキ」とは正式にはジャンルの呼称でなく、単なるイベント名。日本に持ち込まれる過程で間違えてしまったようです。正確には「FUNK CARIOCA」(ファンキ・カリオカ)というらしいです。詳細(その出自自体はかなりヤバいっす!)とか音の確認はhttp://f48.aaa.livedoor.jp/~locokit/ でどうぞ。


このミックス・アルバムは結構有名なファンキDJ、マルボロのミックスモノ。まるで海賊盤なジャケではあるけど、音の方は『聴けるファンキ・カリオカ』です。リズムトラックはチープでバウンシーなんだけど、結構シンガーがメロディを歌ってたり、トラックがメロディックだったりするんで、僕的には今までのファンキ・カリオカのイメージが変わりました。ブラジル音楽専門の某店では、まともなブラジル音楽よりもこっちの方が売れてるらしいです。


注目されてるブラジルのサッカーモノ映画『GINGA』でもファンキが使われてるらしいし、今年の夏とか意外と流行る可能性はあります。



V.A/BATUCADA -the sound of the favelas-

batucada V.A/BATUCADA -the sound of the favelas-


下のワルター・ワンダレイのは曲名ですが、「BATUCADA」とはサンバな打楽器演奏のこと。これはそのバツカーダのトラック集です。


入ってる音はほぼ打楽器音のみで、たまに入るのは合いの手くらいで。曲もほとんどが「トンスク・タカスク」ってサンバのリズムばかりで違いって違いはほとんどないかもしれません。なので聴き続けると頭がおかしくなりそうです。※ジャケのおじさんもかなりやばい状態になってると思われます。



Walter Wanderley/BATUCADA

walter Walter Wanderley/BATUCADA


あまりいないであろう「ボサノバのオルガン奏者」、ワルター・ワンダレイの67年のアルバム。この中の「バツカーダ」が欲しかったので、結構探してました。ちなみに下のマルコス・ヴァーリもギターでクレジットされてます。


もともとユルいボサノバをオルガンなんかでやるもんだから、この人の音楽って一歩間違えるとスーパーのBGMになってしまいます。実際曲によっては地方の駄目なスーパーの臭いが漂う曲もありますが「バツカーダ」は結構イイです。元々がガッツのある曲なんで若干しょぼい感じもしますが、ちょいラテン風味があるので上品なレベルでとどまってます。



MARCOS VALLE/JET-SAMBA

marcos MARCOS VALLE/JET-SAMBA


60年代のBOSSA NOVA誕生前夜から活動してる大御所、マルコス・ヴァーリの最新作。しかも今回は久々のブラジル録音&完全インストアルバムです。ここ3作はUK発でクラブ寄りなアルバムだった(これが個人的にツボだった訳です)のに対し、今作は生音オンリーな作品です。※これまでの曲をアレンジし直して再録したいわゆる「企画モノ」ともいえますが。


かなりJAZZとかAORっぽいオトナな曲が多いのでパッと聴きは???でしたが、そのつもりで聴けば(どういうつもりだかは分かりませんが)、気分も落ち着くいいアルバムです。マルコスおじさんは基本的にはローズ、ピアノで頑張ってます。「ブラジル!」っつー感じで聴くと肩透かしくらいそうですが、良質のインスト・モノとして結構イイ感じです。



Soul Source/WORKS

ss Soul Source/WORKS



中古屋でバカ安盤。



ジャクソン5リミックス集なんかでおなじみ、SOUL SOURCE (a.k.a.箭内健一)絡みの仕事を自身が集めたアルバム。自身のSoul Source Productionは置いといて、大人気「Saturday in the Park」のアルバムとは異なるヴァージョンが入ってたり、ディミトリ・フロム・パリの曲のカッコいいリミックスとかが入ってます。


僕の決め手は『Jiles De Samba(松浦俊夫)』。アナログでしかないと思ってたらこんなところに入ってました。この曲、始まりは普通の?バツカーダで、最後の最後でものすごくカッコいい高速サンバに変わる曲でして。ものすごく単純なのにアガるイイ曲です。この曲だけの為、にでも聴いて欲しい曲ですね。



M .I .A/ARULAR

mia M .I .A/ARULAR


ヒップホップでズンズンズンズン重低音いわしてるヤンキー車って最高にカッコ悪いんですけど、先日エンジンかけっぱなしで外に出たら、『俺の車がズンズン言ってる…』ということに気づいたのがこのアルバム。


スリランカの血が入った少数民族で、11歳のときにUKに亡命した女性MC兼、トラックメイキングなどもやっちゃう人の去年注目を集めたアルバム。ざらついたブレイクビーツに、民族楽器も少々…って感じなので、RAGE AGAINST MACHINE、ASIAN DUB FOUNDATIONに近い匂いがしました。もっと下世話な感じはしますが。


注目はブラジリアン・ゲットー音楽、もしくはブラジリアン・ポンチャックこと「BAILE FUNK」を導入したトラックです。ポンコツサウンドとも言われかねないチープなトラックがカッコいいです。