混沌音楽偏向 -16ページ目

Keller Williams / Laugh @西

弾き過ぎギタリストの一人ジャムバンドことケラーウィリアムスの5枚目。
ストリングチーズインシデントとジョイントしたりしてるので有名といえば有名(だそうです。つうか、最近知りました。)
弾き語り風なんだけど、ハネたリズムに弾きまくりのエレアコが乗る、てのが持ち味でしょうか。
G.Loveとかジャックジョンソンが陽気に酔っ払って↑な状態になったような感じのアーシーな曲調が基本で
個人的には、#5のブルースバラードの男泣きがツボ突かれます。i-Tunesの再生回数が2桁突破のヘビーローテーションです。て、そんなんどうでもいいか。インストあり歌モノありで末永く聴けそうです。
KW

LOCKDOWN PROJECT/LOCKDOWN PROJECT

lockdownLOCKDOWN PROJECT / LOCKDOWN PROJECT

こいつぁヤバイの見つけちゃいましたよ。「ロックにラップが乗る」なんて表現は当てはまりませんよ!UK出身のこのバンド、ラップをかまして唄ってってよくあると思うんだけど、バックを流れるのはかなり哀愁のラテン生ギターROCK!

 

ミクスチャー系によくあるサビ部分での、ディストーションでドカン!VOは咆哮!みたいな事はしてなくて、ほぼ全編通して鳴らされるアコギのカッティング。言われてる(らしい)のが「フラメンコ・ヒップホップ」「スパニッシュレストランでレッチリとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが出会った」「ラテンサウンドを取り入れたストリートロック」…。でもこいつらが凄いのは、2003年にはモントルー・ジャズ・フェスティバルにも出てるという事実。

 

今のところタワレコでしかこの日本盤を見たこと無いのであまり出回ってないかも。

 

少しライブ映像もあるので→http://www.lockdownproject.com/

LANTERN PARADE/回送列車が行く

lanternLANTERN PARADE / 回送列車が行く

 

元サニーデイ・サービスの曽我部恵一のレーベルからデビューした1人ユニット。4曲入りシングルが500円でタワレコで売ってました。音的にポストロックかは良くは分からないけど、打ち込みやらサンプリング、ギターの上に乗る浮遊感のある歌声って事と、この人は元HXC、PUNKバンドだったらしいから、一応そうしときます。

 

このCDは何を隠そう試聴買いです。1曲目のタイトル曲がヤバい!個人的にはSTARVING ARTISTS CREW meets bonobos!って訳分からないと思いますが…。トラックはJAZZピアノをループさせたHIP HOPのビート(ここがSTARVING~)、歌は日常の一コマを紡いだつぶやきメロディー(声質がbonoosっぽい!?)の組み合わせったら無いデスよ!トラック的には前述のJAZZ系HIP HOPとなんら遜色なし、肩を並べてる素晴らしさ。

 

でも他の曲は感じが違ってて。曽我部レーベルってことから想像してもらえればいいと思いますが、ユルくやさしいホンワカした日常を映し出す曲が並びます。意外に自分も1曲目以外も聴けて、なんだか心が洗われているのに気付きました。

 

ROSE RECORDS:http://rose-records.jp/

SOIL&"PIMP"SESSIONS/PIMP MASTER

soilSOIL&"PIMP"SESSIONS / PIMP MASTER

日本産JAZZバンドの1枚目のフルアルバム。凄く大げさに言えばPEZに続く感じだと思うけど…。イントロで呟かれたり、どこかの雑誌でも書いてあった「DEATH JAZZ」というのは言いすぎだけど、かなりの荒々しさを内包してます。

 

イントロ後からいきなりのブラストビートとインプロ?からはじまるこのアルバム。管楽器隊がかなり暴れまわっているからそう聴こえるけど、ピアノが始まったりすればそこはもうカッコ良いJAZZの世界!速いリズムの曲がかなり好み!PEZが侍ならこっちは切捨て御免の野蛮な素浪人か?でも音楽性は高く、頭脳の鋭さもビンビンに感じられますよ。

 

最初はLIVEで観たんだけど、あまりの爆音ぶり(アンプや楽器の調子が悪かったとの後日談アリ)にミニアルバムなどは敬遠してましたが、たまたまPVで観た「AVALANCHE」のJAZZ SAMBAにやられて即購入しました。CD音源は相当のヤバさです。WEBにPVもあるので是非チェックしてみてくださいな。

 

オフィシャルHP…http://www.soilpimp.com/

V.A/STEEL LOVE

steelpanV.A/STEEL LOVE

廃材のドラム缶から生まれたスティール・パン。その天国にも近づきそうな音色がここ数年注目を集めてますが、その始まりとなったともいえる?スティール・パン・コンピレーションCD。もちろんブックオフで購入!当然750円くらいで!

 

ドラムのふた状の底をへこませて、そこを叩く事で生まれる音色は金属音とは思えない優しすぎる調べ。曲も「キミの瞳に恋してる」だとか「UNDER MY SKIN」など好みの曲もあったので買いました。一歩間違えるとスーパーのBGMですが、(別のスティールパン・コンピで失敗した経験アリ…)夏向けのやさしい感じなので、ゆるくなりたい時、限りなく脱力したい時など最適。

ザ 蟹 / サウンドギャラリー @ kiba

the_kani 元筋肉少女帯、現特撮で活躍する三柴理と塩野道玄(ごめんなさいあまりよく知らないです)とのユニット、ザ 蟹のアルバム。全編ピアノ/キーボード主体&打込みのインストです。

キンショーも特撮も、三柴氏の時に狂気的で時に美しいピアノの音色がたまらなく好きなわけで、久しぶりに特撮を聴いていたら急に彼の音源が聴きたくなったわけで、気づいたらまたAmazonに投資していたわけで・・・。

ピアノ自体に詳しくないので、彼がどれほどのテクニシャンなのかは正直わかっていないですが、彼の描く世界は、いつもどこか憂いがあって、そこが非常に惹かれるのです。
塩野氏のベースと相まって、静かながらもスリリングな曲展開が楽しめます。

さてさてしかしやはり個人的に耳を傾けてしまうのは、#10「黎明期第二稿」です。キンショーの「仏陀L」の冒頭に流れる美しいピアノの小曲、そうアレです。
まぁアレは一部でして、5分33秒の曲は起伏のある展開で、非常にドラマティック&ディスコティックナイトなヨダレ垂らしまくり状態です。
うーん、やはりエディ在籍時のキンショーはミラクルなバンドだったんだと改めて思い返す今日この頃です。

なお、#11「ホワイトチョコレート」は内田雄一郎提供の曲、#12「夜歩く」は言うまでもなくキンショーへの
提供曲です。

いやあ、ボゲーとかブヒーとかボーカルが喚いているような音楽ばっかり聴いてると、この手の音楽は実に心にしみますなぁ。

三柴理HP:http://homepage2.nifty.com/edy-mishiba/


※ジャンルがよくわからんので、Instrumentalとかわけのわかんないカテゴリにぶっこんでます。

V.A/havaianas-vida do paraiso-

havaianas  havaianas~vida do paraiso~

昨年あたりから爆発したブラジル産ビーチサンダルブランド「ハワイアナス」をイメージしたコンピの第2弾。個人的にはビーサンは履きませんが、信頼する選曲家によるCDなのでチョイス!今回のテーマは「楽園生活(VIDA DO PARAISO)」という事で、前作よりもノリが良く聴きやすいナムバーが揃っていると思いました。

 

このシリーズですがよくあるブラジル物コンピみたく定番やら大御所総登場!といったものではなく、あくまで”今”のブラジリアン・アーティストが出ている点も僕の心(財布の紐)を和らげます。。サンバやボサノヴァは大前提なんだけどところどころHIP HOPとかエレクトリックな音が隠し味で入っているのもイイ感じ(前作よりかは減ったかも?)。

 

あくまでリラックスした陽射しでの「楽園生活」ですので、当然”夏でっしぇ~!”と盛り上がるブラジリアンハウス(嫌いじゃないけど)とかとも全然違いますのでそっち系は期待しても無駄です。

 

 

RYUKYU DISKO/RYUKYUDISK O TECH

ryukyu巷で話題の双子デュオ「琉球ディスコ」1STフルアルバム。

 

去年のWIREで入場制限が出たとか、早くも語り草なんて登場しちゃったり、既発のDVDがえらくカッコ良かったりとと気にはなってて。そしていよいよのフルアルバムとなったわけです。

 

特徴出まくりの沖縄音楽とテクノサウンドのチャンプルーはかなりの爆発力を備えています。はっきり言ってこれを音の差し引きも交えて、WIREなんかの超大バコなんかで聴いたらそらもう、沖縄県民じゃなくても飛び跳ねてしまうでせう!

 

※ちなみにこの人らの弟はオレンジレンジのGuで今作にもゲストしてます。

WEB...http://www.ryukyudisko.com/

Hatred Angel / On The Throne Of Blasphemy @ kiba

hatred_angel長野産メロディックデス/ブラックメタルバンドのデモアルバム(CD-R)。ネット通販で購入。

はっきり言って音質はよくなく、演奏もあともう少し。特にスネアの音が軽くて「ペコペコ」いうのはちょっと厳しい・・・。

がしかし、曲はかなりイイ!(悪いことを最初に書いといて、後から持ち上げる手法を利用)

#3「No Eternity」や#7「Silent Sorrow」、#9「Breathing」あたりは、非常にわかりやすいキャッチーなメロディックなリフで疾走する、最高に笑っちゃう曲。最近メロデスを聴いていないので、例えが古くて申し訳ないですが、初期Dark Tranquility+Dissection系のブラックを2で割った感じで、メロディはGates Of Ishterの3rdぐらいキャッチー。
しかも2分~3分程度の長さの曲で、実に簡潔!

とにもかくにも、何故かメロデス黎明期を彷彿させる懐かしい雰囲気が漂うのです。

確かにやや青臭さも漂うのも事実、気持ち先行型なのも承知、ちょっとばかり微妙なのも理解しています。だが、久しぶりに笑った(いい意味で)スーパーキラーメロディックリフを紡ぎ出すその才能は、いずれ世界を席巻すること間違いなし!
超オススメ!

バンドのホムペは無いようですが、muzieに参加されています。
http://www.muzie.co.jp/cgi-bin/artist.cgi?id=a024679
ここで音源が落とせるので、是非聴いてみてください。
ハマる人にはハマります!(当たり前)

Cobalt / Winter Letters @ tessi

Cobalt / Winter Letters

■acousticということでもう一枚。

このアルバム、もう随分前に購入したものだけれど、たまに思い出すと聴いている一枚。

宅録なだけに音は良くないし、曲によっては「ギターソロ外してるよ」というところもある。ので最初は「ショボい」とか言って聴いていなかった。
でも何回か聴くうちにメロディーの良さが気になりはじめて、気が付いたらボクの中の“切なく淡い胸キュンアルバム”のリストに入っていた。
もうt-2、t-3、t-8なんかがツボ。

で最近も思い出してしまったので良く聴いている。
仕事中に思わず口ずさんだりしながら。。。□□