混沌音楽偏向 -15ページ目

bonobos/electlyric

electlylic bonobos/electlyric

SKAやらDUBやらをベースにした良質なジャパニーズポップスを作り上げるバンドのアルバム2作目。最近ではジャンルの特定が不可能なくらい、そのルーツを細かく砕きまくって更にエレクトロなサウンドも導入したりと、進化の度合いが止まりません。


今作はプロデューサーが朝本浩文なので?エレクトリックな音作りがやけに目立ちます。が、評判のグッドメロディは健在で、特に今回は歌詞も印象的で。音的にもやけにシンプルなSKA/REGGAEトラックにDUB風味を加えたその名も『LOVERS ROCK』や、単純にメロディが素晴らしい1曲目『春の嵐』が印象的。でもその他はやっぱシングル曲の出来の良さが目立ちます。


ユルく、末永く聴けそうな良いアルバムです。


http://www.bonobos.jp/


The Silver Sonics meets Fire Ball/Re-mixes

silver sonics The Silver Sonics meets Fire Ball/Re-mixes

中古屋で安かったので買いました。


ジャパニーズ・オーセンティック・スカの雄「SILVER SONICS」のアルバム曲をマイティ・クラウンでもお馴染み、ダンスホールDJ「FIRE BALL」のCRISS、TRUTHFULが唄って暴れまわるというスカ×レゲエのタッグという面で興味深い盤。


スカのトラックにレゲエ特有のべしゃりと歌声がイイ感じで乗ってます。いかんせん2002年作なのでネタが中途半端ですな~とか思いましたが、かっこよかったので上げました。



Natiruts/nossa missao

natiruts Natiruts/nossa missao

コレも下のCD同様、鎌倉のクラーロにて。店内に流れるレゲエ/スカサウンドがあまりに緩やかだったので手が出てしまった。※本来買おうとしていたものは買えずじまいで。


「REGGAE」という表記ですが、この人らはれっきとしたブラジル産バンドなんです。なので、随所にBOSSAチックなフレーズが飛び出すなど、言えばクロスオーバー的な?今までありそうでなかった(単に知らなかっただけ)スタイルです。レゲエ:ブラジル音楽が6.5:3.5くらいかな。恐らくポルトガル語で唄われるメロディに穏やかなメロディが乗る、というリラックス出来る感じ。


ボク的には「BOSSA NOVA EM KINGSTON」って曲名にやられました。※この曲自体はそんなでもないところが玉に瑕ですが。サイト見たら今度ショーン・ポールと一緒にライブ演るみたいですけど、音の方はハーコー臭さは全く無いので安心して?聴けます。


http://www.bandanatiruts.com.br/

RAMIRO MUSOTTO/SUDAKA

sudaka RAMIRO MUSOTTO/SUDAKA


鎌倉の新レコ屋(ブラジル音楽専門店?)「クラーロ」で購入。メタラーにはSOULFLY等でお馴染みのヴィン ヴィン~と鳴る民族楽器、ビリンバウの奏者であり、プロデューサーでもあるハミロ・ムソットによる音源。


BRAZILって書き方ですが、音はそのビリンバウ以外はエレクトリックな打ち込みサウンドで、お店によればエレクトロニカ好きな人からの評価が高いとの事。テクノっぽかったりHIP HOP、ダウンテンポのビートだったりと、節操無いけど新世代ブラジル音楽な感じがイイです。特に擬似LIVEの歓声とか入った曲がかなりカッコいい。出だしのスロウなビリンバウ(ココなんてまんまSOULFLYっぽい!)から硬質なビートでテンポアップしてブレイク、そこに歓声が交じり合って…て展開的にやられました。


あ、8月に来日するらしいっす。ライブは「緻密なトラックに複数の打楽器と生演奏が絡む…」云々と書かれているのも気になります。http://www.unit-tokyo.com/



DORIS DAY/LATIN FOR LOVERS

doris DORIS DAY/LATIN FOR LOVERS

当然?中古屋で1000円程で。


マリリン・モンローらと肩を並べる”古き良き”銀幕スター、ドリス・デイが1965年に吹き込んだラテン盤。…とはいえトラックは「コルコヴァード」、「デサフィナード」等、当時火がついていたボサノバが大半です。曲調は歌手もこなす彼女の前面に出た歌声とラウンジィなスタンダード?JAZZ。期待してたラテン臭さは全くといっていいほど出てきません。むしろ映画音楽と言ったほうがしっくり来るんでは?DJとしてはあまり使えないけど、ユルく行きたい時などサラっと流していたら贅沢ですなぁ…



Fullhouse / Chanpagne Taste @西

fullhouse N.Y.のモダンジャズトランペッター、Jim Rotondiと相方(?)オルガンプレイヤーDavid HazeltineをFeatureしたFullhouseの、多分1枚目。Jim Rotondi自体は相方と何枚か出しててFullhouseのCDというよりコラボCD的な色合いが強いぽいです。
音のほうも、モダンジャズというよりブルーノートの王道ジャズな感じ。(ジャケもブルーノートぽいし。)
とはいえ、粒の揃ったベース(多分エレキ)とタイトなドラムが
いなたさより今風ジャズを匂わせてて、(Sleepwalkerほどは、フロアを意識してないんだろうとは思うけども)
クラブジャズとしても聴けるんじゃあないでしょうかてとこ。
メインは、リーモーガン張りのトランペットと、それに絡むフェンダーローズなんだけども
適度に歪んだギターといい、バランスのいいアルバムだなあなんて。個人的に長く聴けそうです。

Truby Trio/Elevator Music

truby Truby Trio/Elevator Music


ドイチェのCLUB JAZZ系レーベルコンポストの重要人物Rainer Truby率いるTRUBY TRIOの満を持しての1枚目。2003年作。地元中古屋で800円程度だったので。


この人の名ブラジリアン・コンピ「GLUCKLICH」で聴ける感じは若干少なめでR&B色なんかが強いかな。曲によってブラジル、R&Bの他にもアフリカ、DRUM’N’BASSも。質が高い作りには、同じコンポストのJAZZANOVAとかKYOTO JAZZ MASSIVEのアルバムを連想させます。個人的にはもっとブラジルな雰囲気を出して欲しかったけど、今の流れはそうじゃないんでしょう。

V.A./MUSIC MENU vol.2-Living Color-

mix V.A./MUSIC MENU vol.2-Living Color-


最近新しいの買ってなくて、このミックスCDくらいかな。(1000円って価格でも「買い」でしょう)


渋谷オルガン・バーの人気イベント『BLUE CAFE』でもお馴染みのATSUSHI SANOによるJAZZ、SCAT、BOSSAミックスです。。。らしいです。前回はBUILD AN ARKとか知ってるのも入ってましたが、今回はスンマセン、勉強不足です。スキャットバリバリのゴージャスな?ジャズが満載ですが、そんなジャズを使ったブレイクビーツも入っててイイ感じです。


ボクはDISK UNIONでサンプラーCD付で買いましたが、むしろこっちの方を良く聴いてます。佐野さん本人のトラックがJAZZY BREAKSでかなりヤバイっす



Eliane Elias/Sings Jobim

elias Eliane Elias/Sings Jobim


Mt.富士に出た経験があったり、NYで活動したりとワールドワイドに活動するブラジリアンピアニスト/シンガーの98年作。どこかのBOOK OFFで適当な値段で買いました。邦題は「海風とジョビンの午後」という訳で、A.C.ジョビンの曲をやり倒してます。


ジャズ寄りの曲が多いですがたまに出てくるクールなジャズ・ボッサに耳を奪われます。この人のビジュアルが好きな人が多いみたいですが、ムチムチし過ぎじゃないか!?※このCD発表時は38歳です。

Chixdiggit! / Pink Razors @西

顔ジャケで続けまして
マイティカナディアンポップパンクバンドChixdiggit!の5年ぶり4枚目!
Honest Don'sからFatWreckChordsへレーベルも格上げするも、音は相変わらずジャケ同様チープです!
アレンジも頭遣ってるような箇所はほぼ見受けられず、思いついた歌メロにパワーコードつけてるだけという
今時のソニックな感じもない、模範的なラモーンバンドなんで聴ける人は限定されるかもですが
ブライアンアダムスばりのロッキンなハスキー声でカナディアンなポップメロを唄うChixdiggit!節に
プレイバック青春て感じでしょうか。俺だけでしょうか。来日しないんでしょうか。
Chix